塩麹(こうじ)の効果効能とおいしい使い方!塩分量とりすぎは高血圧の原因!控えめに!

「塩麹(しおこうじ)の魅力」

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塩麹は文字の通り塩と麹(米麹)で作られています。

麹は日本で古くから使われている調味料の味噌や醤油、みりん、酢、酒などの発酵食品の原材料です。

麹菌を米に繁殖させると米麹となり、麦に繁殖させると麦麹、その他大豆などの穀類に繁殖させることで麹は作られています。

何と言っても麹菌は最近よく耳にする腸内フローラ(腸内環境)を整える効果のある善玉菌です。

腸内フローラが整うと健康になるだけでなく、体の中から美しくなり、老化防止や美容につながります。

また麹を使った発酵食品は副作用がないので、子供からお年寄りまで安心・安全に使える健康食品です。

塩麹は昔から東北地方で漬物の床として使われていましたが、近年その効能が注目されて様々なテレビや雑誌で取り上げられるようになり、塩麹を手作りする人が増え、また市販でも簡単に手に入れられるようにもなりました。

塩麹(しおこうじ)の効能

塩麹で使われる米麹には消化酵素が多く含まれており、腸内フローラを整えてくれます。

腸内フローラが整うことで便通が良くなり、ニキビや吹き出物を防ぎ、肌の状態も良くなります。

また抗酸化作用があり、体の中に錆を作る活性酸素を取り除き、
ガンや糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病を予防し、シワや白髪などの老化を抑えることも出来ます。

麹にはビタミンB1、B2、B6、葉酸、パントテン酸、
ビオチン、ナイアシンなどのビタミンB群が豊富に含まれているので、
疲労回復や代謝を助ける効果もあります。

健康だけでなく、美肌効果も高いのが麹のすごいところです。

塩麹(しおこうじ)は高血圧の人にうれしい調味料

発酵食品である麹には必須アミノ酸が含まれており、
発酵によってアミノ酸がつながってできるペプチドが作られます。

ペプチドは脂肪の分解や血液がドロドロになるのを防ぎます。

また、ペプチドは血圧を下げる効果もあり、生活習慣病の予防にもなります。

更に疲労回復だけでなく、腸内環境が整えられ、免疫力を上げる効能もあります。

ペプチドが含まれる塩麹は高血圧の人に使ってほしい調味料といえます。

ただし健康に良いといっても、塩麹には塩分が多く含まれているので、使用量には注意しなければなりません。

高血圧の原因

高血圧の原因は生活習慣と遺伝体質に関係するとは分かっていますが、90%以上が原因不明瞭となっています。

しかし生活習慣に起因するものは、生活習慣を見直すことで予防できます。

まず塩分の摂りすぎや肥満。

お酒の飲みすぎやタバコ、ストレスや運動不足などがあげられます。

生活習慣の中でも食事は誰でも必ずとっていますので、まずは食事を改善することが重要です。

その一つとして、食事の塩分量を抑えることが高血圧を予防することになります。

高血圧の人の1日における塩分摂取量は6g以下とされています。

塩麹の中のペプチドが血圧を下げるとしても、
市販されている塩麹は約13%の塩分濃度で、小さじ1杯が1gの塩分量とみなければなりません。

市販されているものはどうしても塩分が多くなっているので、
手作りして塩分少なめの塩麹にすると良いでしょう。

塩麹はほんのり甘く、素材の味が引き立てられ、
料理の旨味やコクが増加されるので、塩をそのまま使うよりも
おいしい減塩料理にすることが出来ます。

簡単な塩麹(しおこうじ)の使い方

塩麹にはもともと麹菌の作った酵素が
米のでん粉やたん白質などを分解することで甘みや旨みが作られますが、
料理に使うと塩麹の酵素で素材が分解されて更に素材の甘みや旨みがでてきます。

塩麹の味を活かす方法は、和えたりドレッシングにしてかけたりすることです。

野菜に軽く混ぜ込むだけで素材の味が引き立つおいしいサラダになります。

少し漬け込むと浅漬けにすることも出来ます。

砂糖などの甘みを加えなくても自然の甘さを感じることができます。

酵素は熱に弱いため、酵素の働きを効果的にするには非加熱で使用するようにしましょう。

加熱したものに後から加えても構いません。

ドレッシングにして常備品にしても良いですね。

また、塩麹の酵素は素材を柔らかくする働きがあるので、
魚や肉を漬け込んでから焼くと旨味がアップし、普通の塩焼きよりもおいしくなります。

塩麹の使い方は簡単、材料の塩を塩麹に替えるだけです。

料理がおいしくなるだけでなく、健康・美容に良い塩麹は良いことづくしですね。