食品添加物の危険性のある種類ってなに?どういうものかわかりやすくご紹介!

 

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コンビニ弁当は食べないほうがいい、食品加工物は危険。

とよく耳にします。

コンビニ弁当を食べ続けた人の体が、亡くなった後も腐らないなど、
まるで都市伝説のように語られているエピソードもあります。

すべては、食品添加物の危険性が語られるときによく出てくる話ですが、
本当に人間の体にとって危険なものが使われているんでしょうか?

では、

食品添加物の危険性のある種類ってなに?

食品添加物の危険性のウソ、ホント

食品添加物の危険性を知って、賢く食べる方法

の3点をご紹介いたします。

私たちの食生活と切っても切り離せないものですので、

できるだけわかりやすく説明させていただきます。

食品添加物の危険性のある種類ってなに?

 

食品添加物のうち、危険と言われているものをあげてみます。

このうち、(※)がついているものは日本では使われているものの、
アメリカやEUなどの他の国では危険とみなされ禁止されているものです。

保存料や防腐剤(まとめてPH調整剤と表示されることもある)

リン酸ナトリウム

骨ををもろくし、自然治癒力や免疫力を弱めます。

コーヒー、ハム、ソーセージ、魚介類の練り物製品、
プロセスチーズ、中華麺(かんすいとして使用される)
など多種多様なものに使用されています。

安息香酸、安息香酸ナトリウム、安息香酸エチル

胃腸障害、肝臓障害を引き起こし、遺伝子にも影響を与えます。

多量摂取したラットがすべて死亡したという実験結果が報告されています。

ジュース、栄養ドリンク、醤油や、酢などに使用されています。

ソルビン酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム

染色体や、遺伝子に影響を与え、発がん性物質を作ります。

ハム、ソーセージ、練り物製品、漬け物、ジャム、ケチャップ、煮豆、などに使用されています。

デビドロ酢酸、デビドロ酢酸ナトリウム(※)

毒性が非常に強く、痙攣や運動障害、腎臓障害などを引き起こします。

マーガリン、バター、チーズなどの乳製品などに使用されています。

酸化防止剤

トランス脂肪酸(※)

心疾患、動脈硬化、ガン、認知症などを引き起こします。

マーガリン、ショートニング、アイスなどに使用されています。

BHA(ブチルヒドロキシニアソール)、BHT(ブチルヒドロキシトルエン)

染色体や遺伝子を損傷し、胎児にも影響します。

毒性を確認し、禁止しようとしたにもかかわらず、
アメリカからの圧力により禁止できなかったという危険な物質です。

油脂、バター、ガム、魚介の加工食品などに使用されています。

漂白剤

亜鉛酸ナトリウム(※)

非常に高い毒性があり、胃腸や神経系に影響を与えます。

カット野菜、ドライフルーツ、ワイン、煮豆などに使用されています。

着色料、発色料

2、赤3、赤106、黄5、緑3、青1  (※)

発がん性が認められています。

ハム、ソーセージ、ウインター、タラコ、漬け物、ジュース、お菓子などに使用されています。

調味料

グルタミン酸ナトリウム(※)

いわゆる旨み成分というものですが多量摂取すると、
脳に影響を与えるほか、味覚障害や胎児の成長異常などを引き起こします。

インスタントラーメン、だしの素、かまぼこ、ソーセージ、お菓子などに使用されています。

甘味料

ステビア(※)

c型肝炎、糖尿病に治療に効くと言われている反面、不妊や発がん性の危険があります。

アステルパーム(※)

脳腫瘍、骨格異常、白血病、リンパ腫などを引き起こします。

低カロリー商品、ジュース、お菓子、ガムなどに使用されています。

品質改善剤

プロピレングリコール(※)

染色体や遺伝子に異常を引き起こし、発がん性があります。

生めん、おにぎり、ぎょうざの皮などに使用されています。

防カビ剤

OPP(オルトフェニルフェリール)、TBZ(チアンベンタゾール) (※)

遺伝子に影響を与える発がん性物質です。

オレンジ、レモン、グレープフルーツなどの柑橘類に使用されています。

 

食品添加物の危険性のウソ、ホント

 

上にあげた内容を見てみますと、
こんなものを口に入れているのかとぞっとしますね。

しかし覚えておきたいことは、
すべての食品添加物が危険になるのは「過剰摂取」する時なのです。

食品添加物は、事前に研究が重ねられ、ネズミやラットなどの
実験動物によって毒性がないかどうかも検証されています。

その物質が毒性を発揮するまでの過程を研究し尽くした上で、
人間が一生の間に毎日摂取したとしても体に悪くない量を算出しています。

これを1日摂取許容量(ADI)といい、
その1%以上を食品に使用することは禁止されています。

食品添加物の危険性がウソであると言われるとき、
たいていこのことが理由にあげられます。

しかし、甘味料のサッカリンにあげられるように、
安全と言われていたものが、安全でないとわかり禁止されるということもあるのです。

食品添加物の危険性について全部を疑ってかかるわけにもいきませんが、
すべてを信じることにもリスクがあるということを覚えておきましょう。

 

食品添加物の危険を知った上で賢く食べる

 

食品添加物は日本で使われているものだけで約1500以上あり、
日本人は平均一日約10g、一年で約4㎏もの食品添加物を食べていると言われています。

無添加と書かれているものの中にも、
結局食品添加物は含まれており、もはや避けることはできないと言えます。

こうしたことを考えた上で、私たちにできることをあげてみます。

神経質にはならないが、無関心でもダメ

あれもこれもダメ、あれは危険と振り回されるのはよくありません。

しかしいくつかの危険なものを覚えておけば、商品を買うときに、より安全な方を選ぶことができます。

海外で禁止されている添加物はなるべく避ける

上であげた(※)のついているものです。

すべてを避けることはできないとしても、できるだけ買うのを控えましょう。

加工食品に頼らない

上にあげたものでもハム、ソーセージなど
加工食品に危険性を含む食品添加物が多いのに気付かれると思います。

ハンバーグにしても加工品を買うより、
ひき肉から自分で作る方が大幅に食品添加物の摂取を抑えられるのです。

手間がかかるとしても自分で作ることを心がけましょう。

よく噛む

噛むときに出る唾液の成分が、食品添加物に含まれる有害な物質を消すと言われています。

これらのことを意識して、なるべく安全な食生活を目指しましょう。