土用の丑の日は夏バテ対策にうなぎ!効果効能とおいしい食べ方・保存方法とは?

土用の丑の日って毎年耳にしたことあるのではないでしょうか?

土用の丑の日といえば恒例の「うなぎ」!

 

「土用の丑の日」はおいしい「うなぎ」を食べたい!
「土用の丑の日」は夏バテ対策にやっぱり「うなぎ」だよね!

って方も多いのではないでしょうか。

 

夏バテ対策に効果・効能が高いうなぎ。

でもそもそも土用の丑の日ってなに?って方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな
「土用の丑の日」にまつわる疑問や夏バテ対策の効果・効能が高い
うなぎのおいしい食べ方や保存方法
をご紹介致します!

 

『土用の丑の日』ってなに?

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「土用」とは
立春・立夏・立秋・立冬の前日までの18日間(年によっては19日間)を言います。
最初の日を「土用入り」と言い、最後の日は「土用明け」と言います。

 

「丑の日」とは
十二支の「丑」にあたる日です。12日に1回巡ってきます。
十二支は「年」だけでなく「月」や「日」にも配当されています。

 

上記の事から

「土用の丑の日」とは
土用の期間は18~19日間なので、
丑の日は最低1回、最高2回巡ってくることになります。

 

土用の初めと終わりに
二度「土用の丑の日」が来る年もありますが、
この場合は、『二の丑』と呼んで区別します。

 

なぜ「うなぎ」を食べるの?

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なぜこんなにも
土用の丑の日=うなぎが定着したのでしょうか?

 

話は江戸時代にさかのぼります。

うなぎの旬は
晩秋から初冬にかけてで
売れていくのですが

夏のうなぎは風味が落ちるので、
どこのうなぎ屋も売れ行きが悪く
商売に困っていました。

 

そこで商売繁盛しないうなぎ屋さんが

「なぜこんなにうなぎが売れないのか?」

と平賀源内に相談したのがきっかけです。

 

平賀源内はうなぎ屋にこうアドバイスしました。

 

「丑の日に『う』の字が附く物を食べると夏負けしない」という

言い伝えがあるから、うなぎを売りたいときは「本日丑の日」

と書いて店先に貼り出しなさい。

 

すると、そのうなぎ屋は大繁盛!

他のうなぎ屋も負けじとマネするようになり、
土用の丑の日にうなぎを食べる風習が定着しました。

 

栄養・効果効能

うなぎって栄養価が高く
夏バテの効果効能が高いんです。

 

【含まれている栄養素とは?】
ビタミンA、ビタミンB1、B2、D、E、
ミネラル、カルシウム、鉄分などなど・・・

 

【期待できる効果効能とは?】
免疫力向上、夏バテ予防、風邪予防、予防動脈硬化予防、
眼精疲労緩和、美肌、口角炎や口内炎予防などなど・・・・

身体には嬉しい効果ばかりですね!

では具体的に解説していきます。

 

ビタミンA

ウナギにもっとも豊富に含まれている栄養素です。
主に皮膚や粘膜のうるおいを保つ働きや、
視覚を正常にする働きをしている栄養素です。

アンチエイジングにも効く栄養素です。

また体の抵抗力を高める効能がありますので、
夏バテや風邪の予防、がんや動脈硬化予防にもつながります。

 

ビタミンB1・B2

疲労回復に欠かせない栄養素です。
糖質を燃焼させる効果を持ち
糖尿病予防にも効果あり。

成長を促進する栄養素でもあり
肌・髪などの細胞の再生能力がアップ。

眼精疲労(ドライアイ)、口角炎や口内炎といった
症状の予防にもつながります。

ビタミンB1・B2を継続して摂取すると
美肌に欠かせないターンオーバーの正常化も期待できます。

 

ビタミンD

カルシウムのバランス調整や骨の健康を保つ栄養素。
カルシウムの吸収促進、骨の形成と成長促進して骨粗しょう症を防ぎます

 

ビタミンE

老化防止と高い抗酸化作用で注目を集める栄養成分で
「若返りのビタミン」とも呼ばれています。

美肌やシミ防止、肌のハリやツヤを出すことにもつながります。

 

ミネラル類(カルシウム、鉄分、亜鉛、他)

・カルシウム
カルシウムは、歯や骨を丈夫にします。
カルシウムは、 うなぎ100gあたり150mgあります。
成人一人当たりの一日に必要な カルシウム量は600mgですからその1/4が期待できます。
尚、うなぎには牛乳の1. 5倍、ほうれん草の2.5倍のカルシウムが含まれています。

 

・鉄
体内の鉄分が、不足すると貧血になったり疲れやすく忘れっぽくなります。
うなぎ100gあたり0.8mgあります。 成人一人当たりの鉄は10~12mgです。
但、 鉄分の吸収にはビタミンCが必要ですので、うなぎに含まれた鉄を吸収しようとするなら
野菜を一緒に取るようにしてくださいね。

 

・亜鉛
亜鉛は不足すると味覚障害、男性の場合、前立腺肥大の原因になります。 うなぎには亜鉛が2.7m

などなど・・・

丈夫な歯や骨を形成する他に、筋肉と神経の働きをサポートする効果のある
カルシウムや、血液に関与してエネルギー代謝と司る鉄分も豊富に含まれています。

 

他にもEPA、DHA、コラーゲンも含み

EPA(エイコサペンタエン酸)・・・コレステロールを抑えて血流を良くします
DHA(ドコサヘキサエン酸)・・・・動脈硬化や高血圧予防に

皮の周囲に含まれるコラーゲンは、
美肌効果だけでなく、血管をしなやかにする他、
ガンの予防にも効果があると考えられて注目を集めています。

 

おいしい食べ方とは?

スーパーでよく見かけるのは醤油ダレで味付けをしているものが多いです。
タレが付いていますので、丼にすれば誰でも簡単に出来ます。

もしタレが足りない時などは
醤油とみりんを1:1の割合で火を通せば簡単に作れます。味の好みで割合は変えて下さい。

オーソドックスにうなぎを乗せただけの丼でも良いのですが、
もう少し手を加えればもっと美味しくレパートリーも増やせます。
簡単にアレンジするなら卵でとじて柳川風にしてはいかがでしょうか?

 

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材料

・うなぎの蒲焼き…1本
・卵…….2個
・玉ねぎ…1/2個
・ごぼう….小1本
・だし汁…100㏄
・醤油….大さじ2
・酒……大さじ2
・みりん…大さじ1
・青ネギ…適量
・粉山椒…少々

作り方

①うなぎは2㎝に切り、玉ねぎは薄くスライスし、卵は溶いておく。
②ごぼうはささがきにする(すぐに使うのであれば水にさらす必要はありません)。
③鍋にだし汁・醤油・酒・みりんを入れ、ごぼうと玉ねぎを入れて火を通す。
④火が通ればうなぎを並べ入れて溶き卵を回し入れ、半熟状になるまで数分煮る。
⑤丼のご飯の上に乗せ、青ネギと粉山椒を散らす。

 

 

保存方法とは?

うなぎは買ってすぐ料理にするのが一番美味しく食べられるのですが、

まとめて買って使わなかったりすることもありますよね。

冷凍すれば良いのですが、パック入りの物が多いので、

そのままだと場所をとってしまいます。

 

なので、1番良いのは真空パックをしてしまうこと。

空気に触れないのであまり味が落ちません。

 

真空パックがないのであれば、

フリーザーパックに入れて、空気をしっかり抜いて冷凍すること。

 

冷凍したものを使用する時は

冷蔵庫に移して半日~1日位ゆっくりと

解凍するとぐちゃぐちゃになりにくいです。

 

冷凍する時に、次にどんな料理に使うのかを考えて、

大きく切ったり小さく刻んだりして、分けて冷凍するのも良いですよ。

刻んだものなら解凍せずにそのまま使えます。

 

 

おわりに

土用の丑の日にまつわる疑問や
夏バテ対策にうなぎの栄養効果はおわかりいただけたでしょうか?

うなぎは「暑い夏を乗りきるために栄養を摂る!」といった意味もあります。

こちらに記載の
おいしい食べ方・保存方法を参考に

ご家庭で手軽に作れる!
うなぎの蒲焼きや柳川風をおいしく楽しみましょう!