床(フローリング)上の布団で寝ると背中・腰が痛い!快眠できる敷き方と工夫とは?

最近は和室が減りつつあり、
全室フローリングというマンションやアパートも多くなりました。

特にワンルームのマンションなどは大抵フローリングです。

 

布団を敷くのにどうしてもフローリングの上に
直接布団を敷くしか方法がないこともありますね。

 

しかし、床(フローリング)の上の布団で寝ると、
翌日背中や腰が痛いということが多いのです。

 

実際そんな経験をしたことありませんか?

 

私たちは、人生の三分の一を布団の中で過ごしてます。

その時間は
身体や精神の疲れを取り、
記憶を整理するのに必要なものと言われております。

 

なのに、朝起きたら背中や腰が痛い、
全然休めていないような気がする

という状態では、
勉強や仕事の効率も悪くなってしまいますね。

 

布団の中にいる人生の三分の一。

ぜひとも快適に過ごしたいものです。

 

では、

■どうして床(フローリング)上の布団で寝ると背中・腰を痛めるのでしょうか?

■背中や腰の痛みの緩和には固い布団がいいのでしょうか?

それとも柔らかい布団がいいのでしょうか?

■快眠できる布団の敷き方と工夫とは?

 

などなど、背中や腰を痛めない寝かたを探っていきましょう。

 

床(フローリング)上の布団で寝ると背中・腰を痛めるのか?

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まず、寝起きの背中や腰の痛みの
原因を探ってみましょう。

この場合、内臓疾患などの病気が
原因から生じる痛みは除外します。

 

起きた時、背中や腰の痛みの原因は、
その周辺の筋肉が固まってしまっているからです。

 

よく

長時間机に座ってパソコンをしていて、
立ち上がろうとすると首や背中が
軋むように痛くなることありませんか?

 

それと同じようなことが寝ている間に起きているのです。

それで本来、人間は寝ている間に寝返りをうちます。

 

正常な健康状態で、
人間は一晩で10〜20回寝返りを打つ
と言われています。

寝返りを打つことにより、筋肉をほぐしたり、
体重を分散させたりしているんですね。

また寝返りにより血液の循環が促され、
疲労物質を排出しやすくなります

他にも体温の調節や、
睡眠のサイクルの調節もできているのです。

 

では逆に寝返りの回数が減るとどうなるのでしょうか?

血液の循環は滞り、筋肉は固まり、
体重を同じところで支え続けることにもなります。

それで起きた時に背中や腰に痛みを感じることになるのです。

 

意外と大事な寝返り。

これを打つのを妨げる要因はなんでしょうか。

それは「寝床の固さ」です。

 

床(フローリング)の上に直接布団を敷いた場合、
フローリングの固さは、
体重の重さをダイレクトに跳ね返します。

それで無意識に寝返りの回数を減らしてしまうのです。

 

これがフローリングの上の布団で寝ると、
背中や腰が痛くなる原因です。

 

さらに冬場などは、
フローリングの冷たさが布団を伝わり、
腰が冷えることもあります。

この冷えも背中や腰の痛みの原因になります。

もちろん対策を講じることで、
フローリングの上の布団でも快適に眠ることができます。

 

その工夫は、以下にて書いていきます。

背中・腰の痛みの緩和には固い布団がいい?柔らかい布団がいい?

 

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あなたは聞いたことがありませんか?

「腰痛予防には、布団は固いほうがいい」という説を。

背中・腰の痛みの緩和にいいのは
固い布団なのでしょうか?

 

それとも逆に柔らかい布団なのでしょうか?

結論から言えば、
固すぎても柔らかすぎてもよくないのです。

 

床(フローリング)の上の布団は
固すぎて寝返りを打ちにくくします。

 

これが原因で

背中や腰の痛みとなることは、
先ほど書いた通りです。

しかし柔らかすぎる布団も、
寝返りを打ちにくくする原因になるのです。

 

それで結局、背中や腰の痛みとなってしまいます。

特にベッドのマットレスなどは、
たいていが深く沈む仕様になっており、
一番沈むのは腰の辺りになります。

 

体重がそこに集中してしまい、
なおかつ寝返りが少なくなるため、
当然腰痛の原因
となってしまいます。

 

一番良いのは、

固すぎず、柔らかすぎない布団です。

 

体重を分散させ、スムーズに

寝返りを打てる布団の固さを選びましょう。

固さの基準は、その人の体重によって変わってきます。

 

目安としては、

・腰が5センチ以上沈むのは柔らかすぎる。

・仰向けに寝た時に、腰の下に隙間ができるのは固すぎる。

この2点を気をつけましょう。

 

快眠できる敷き方と工夫とは?

適度な固さの布団

 

先ほど書いたように、
背中や腰の痛みを生じさせず、
快眠するには適度な固さが不可欠です。
フローリングの上に布団を敷く場合、
この適度な固さを作りましょう。

 

 

・せんべい布団は2枚重ね

わざわざ買い換えなくとも、
2枚重ねるだけでちょうど良い固さになります。

 

・5〜10センチほどのマットレスの上に布団を敷く

フローリング用のマットレスは、たくさん売られています。
柔らかく沈みすぎないマットレスを購入しましょう。
高反発性のものなども、体重を分散させてくれます。

冷えを防止する

 

・コルクマットやユニット畳を敷く

布団が適度な固さであっても、
フローリングで冷える場合は、
床と布団の間に断熱効果のあるものを挟みましょう。

コルクマットやユニット畳などは、
ツギハギできるものが売られています。

またこれは、湿気を逃す効果もあり、
布団のカビ防止
にもなります。

 

・腹巻き

下に断熱材を敷くほどでもないけど、少し冷えが気になる場合意外と役に立つのが腹巻きです。

腰を冷えから守ってくれます。

 

その他の背中や腰の痛み防止の快眠の工夫

 

・抱き枕

背中や腰の痛み防止には、
うつ伏せや仰向けよりも横を向いて、
軽く丸くなって寝るほうがいいとされています。

その形に自然としてくれる抱き枕は、良いアイテムです。

 

・布団の周りのスペースを確保

人間は寝ていても危険を察知します。
布団近くに壁や家具があると、
無意識にそちらの方への寝返りが
打ちにくくなってしまうのです。

布団近くにはスペースを確保しましょう。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

フローリングでもちょっとの工夫で快眠できます。

快適な睡眠をとり、健康的な毎日を送りたいものです。