1. MAMPのインストール
まず、macOSにWordPressのローカル開発環境を構築するには、Apache、MySQL、PHPが一つにまとまったソフトウェアであるMAMPをインストールします。これにより、macOS上でサーバ環境をエミュレートできます。公式MAMPウェブサイトからダウンロードし、インストールプロセスを進めてください。
2. MAMPの設定
MAMPをインストールしたら、次にその設定を行います。MAMPを開き、「Preferences」をクリックし、ApacheとMySQLのポートを設定します。また、「Web Server」タブで、Document rootを設定します。これがあなたのWordPressファイルが置かれる場所となります。
3. WordPressのダウンロードとインストール
WordPress.orgから最新版のWordPressをダウンロードし、解凍します。解凍したフォルダをDocument rootに設定したディレクトリに移動します。そして、ブラウザを開き、「localhost:8888」(あなたが設定したポート番号に合わせて変更)を入力し、WordPressのインストールプロセスを開始します。
4. データベースの作成
WordPressのインストールプロセス中に、データベース情報を入力するよう求められます。その前に、MAMPの「phpMyAdmin」を開き、新しいデータベースを作成します。そのデータベース名を覚えておき、WordPressのセットアップで使用します。
5. WordPressの設定
WordPressのセットアッププロセスに従い、サイトの詳細(サイト名、ユーザー名、パスワードなど)を入力します。これらの設定が終わったら、WordPressのローカル開発環境が完成となります。
6. テーマとプラグインのインストール
WordPressのダッシュボードにログインしたら、必要なテーマやプラグインをインストールします。ダッシュボードの「外観」から「テーマ」を選択し、新しいテーマを追加できます。同様に、「プラグイン」から新しいプラグインを追加できます。これらを通じて、サイトのデザインや機能をカスタマイズできます。
7. ローカルサイトのテスト
テーマとプラグインがインストールされたら、ローカルサイトをテストしてみましょう。新しいページを作成し、投稿を追加し、メディアをアップロードし、機能が正常に動作することを確認します。
8. データベースとファイルのバックアップ
開発作業を始める前に、常にデータベースとファイルのバックアップを取ることが重要です。これにより、何か問題が発生した場合でも元の状態に戻すことができます。
以上が、macOS上でWordPressのローカル開発環境を構築する方法です。この環境を使用すれば、本番環境で直接変更を行うリスクなしに、新しいテーマやプラグインをテストしたり、カスタムコードを追加したりすることができます。ローカル開発環境は、安全な開発プラクティスの一部であり、あなたの開発プロセスを大いに助けることでしょう。