WordPressの管理画面(ダッシュボード)をカスタマイズして、特定のボタンを表示・非表示にすることは可能です。ここでは、不要なボタンを削除し、そして必須ボタンとして「表」、「見出しタグ」、「色変更」、「左揃え」、「中央揃え」、「表の結合」を表示する方法を説明します。
必要なプラグインのインストール
まずは、WordPressのダッシュボードで操作できるようにプラグインをインストールします。ここでは「TinyMCE Advanced」を使用します。
- WordPressのダッシュボードから「プラグイン」 > 「新規追加」へ移動します。
- 「検索プラグイン」の欄に「TinyMCE Advanced」と入力します。
- リストに表示された「TinyMCE Advanced」を見つけ、「今すぐインストール」をクリックします。
- インストールが完了したら、「有効化」ボタンをクリックします。
管理画面のボタンのカスタマイズ
プラグインのインストールが完了したら、次にボタンのカスタマイズを行います。
- ダッシュボードから「設定」 > 「TinyMCE Advanced」へ移動します。
- 「エディタ設定」のセクションに移動します。ここでは、ボタンの配置や表示・非表示を設定できます。
- 「利用可能なボタン」のセクションから必要なボタン(「表」、「見出しタグ」、「色変更」、「左揃え」、「中央揃え」、「表の結合」)を見つけて、ドラッグ&ドロップで「エディタツールバー」に移動します。
- 同様に、不要なボタンを「エディタツールバー」から「利用可能なボタン」へ移動します。
- 必要なボタンの配置が終わったら、「変更を保存」ボタンをクリックします。
これで、指定したボタンだけがエディターに表示されるようになります。
プラグインないでの対応方法
WordPressのデフォルトのエディタ(Gutenberg)は限定的なカスタマイズしか許可していませんが、直接コードを編集することで一部のカスタマイズが可能です。ただし、これは高度な技術を必要とし、WordPressのコアファイルを変更すると、将来的な更新で変更が上書きされる可能性があるため注意が必要です。
WordPressの管理画面のボタンをカスタマイズするには、通常、プラグインを使用するのが最も簡単で安全な方法です。プラグインを使用せずにボタンをカスタマイズするには、WordPressのソースコードを直接編集したり、独自のプラグインを作成したりする必要があります。
特に、表の結合、色の変更などの機能は、プラグインを使用しないと実装が難しいと言えます。その理由は、これらの機能を提供するためにはJavaScriptの知識が必要となり、さらにそれをWordPressのエディタに組み込むためのAPIを理解する必要があるからです。
ただし、あくまで可能性の話です。可能であるとはいえ、専門知識が必要であり、かつ、WordPressの更新により直接編集した内容が上書きされる可能性もあるため、慎重になる必要があります。
一般的には、TinyMCE Advancedなどの既存のプラグインを使用して、安全かつ効率的にエディタのカスタマイズを行うことをおすすめします。
まとめ
WordPressのダッシュボードは高度にカスタマイズ可能で、ユーザーの作業を効率化するためのツールとして活用できます。特に「TinyMCE Advanced」は、エディタのボタンを自分だけのものにカスタマイズできるため、記事の作成や編集をよりスムーズに行うことができます。